2017.8.10 芝草ラボ

【芝草ラボ】vol.01 土壌の水分コントロール

アコーディア・ゴルフが誇るコース管理についてのスペシャリスト・技術開発研究所のスタッフたちが芝やコース管理の知識を教えてくれるコーナー「芝草ラボ」

第1回は、夏季のコース管理作業の中で、重要な業務のひとつである「土壌の水分コントロール」をご紹介します。

 

植物も人間の身体と同じように、高温になると病気の状態になり、さまざまな障害がでます。特に、多くのグリーンで使用されているベント芝に代表される「寒地型芝草」は、生育に適した温度は15~24℃と言われており、夏に弱く、30℃以上になると光合成の能力が著しく衰え、根が成長できない夏バテ状態となります。

(ちなみにフェアウェイで使用される高麗芝などの「暖地型芝」は夏場でも光合成を行い生長します)

 

 

 

 

 

 

 

高温障害対策として、コース管理の作業で重要なのが「散水」です。

芝草が1日に要求する水量は5~6mm。表面が濡れる程度ではすぐ乾燥してしまうため、地中深くまで届くようにたっぷりと行ないます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでこの時期、グリーンだけで1日にどれくらい散水しているかご存知ですか?

グリーンの平均面積を500㎡、そこに5分間散水を行ったとすると、1日あたり1面につき「約5トンの水」が必要です。18ホールの場合は約90トン(!)です。2リットルペットボトルでなんと45,000本!(※土壌の状態により誤差があります)

そんな水量を計算するために必要不可欠なのが、土壌水分の測定です。

 

ベントグリーンの理想とする水分量は15~20%です。アコーディア・ゴルフ運営ゴルフ場では、水分計を使用して毎日必ず測定を実施し、そのデータを散水の管理に役立てています。

 

このように、水分計で地中の水分量を量り、必要な場所に必要な量をスプリンクラーや手まきで散水していきながら、芝のダメージを防ぎ、常に良好な土壌環境を整えるように努めているのです。

今後もゴルフ好きの皆さまに、ゴルフ場のコース管理や芝に関する知識を公開していきますのでぜひチェックしてみてくださいね!